2011.10.31 Monday

塩釜フォトフェスティバル2011_被災地のフォトフェスティバル

震災後7ヶ月が過ぎた秋、10月12日(水)〜23日(日)に宮城県塩竈市で
「塩竈フォトフェスティバル2011」が開催されました。
複数の写真展、ワークショップ、写真洗浄などが企画されました。
まだまだいろいろなことが回復していない被災地の中で、
塩釜は早く復旧が進んだ場所です。
表面的にはずいぶん整って来た様に見える町ですが、被災地であることには
変わりなく、いまだに港の施設は完全な営業はできずにいますし、
住民の皆さんの心の傷はまだ癒されていません。

そんな中で開催が決まった時、私も一昨年と同じ様にJR塩釜駅近くの
カフェ・ニッチで「ミーカフェ」を作る協力をしました。
実行委員の平間至さんの愛猫ミーちゃんは3月に亡くなりましたが、
ミーちゃんファンと来場者の方たちの憩いの場所となるミーカフェを
開店しようと言う事になり、今年に限って支援金にするためのカンバッチを
作ったり、沿岸部の支援をしている仙台在住の方たちにボランティアで
店作りにご協力いただきました。
その方たちとは、フォトフェス以降もつながりを持ち続けて、
とどけ隊では宮城県内の仮設住宅でのバザーなどの協力をしています。

被災地でイベントを立ち上げるのは規模に関わらず大変な事です。
いつもの何倍も気を使い、予算が減るのは当たり前の事で、
誤解も反感も協力も楽しみもいろいろ混ざった中で進める事になるでしょう。
実行委員の方たちの努力は大変なものです。
そういう状況の中でどんな写真作品が応募されるのか、とても興味深い事でした。
大賞に選ばれたのは、倉谷卓さんの「カーテンを開けて」。
親子でもうまくつき合う事ができなかった障害のある父親が亡くなった後、
改めて父と言う存在を見つめ直した作品です。

大きな災害のあと、被災地に暮らす人でなくても
そばにいる事が当たり前過ぎて気にかけなかった周囲の人たちの存在を見直し、
強く感じる事になりました。多少の抵抗を感じつつも身近な人を
改めて見つめる事になったのは、自分の居場所を確認する事が
地に足をつけて生活して行くための入口になるからなのだと思います。

被災地で開かれたフォトフェスティバルは、写真に興味を持つ人、
写真を目指す人たちにとって、写真表現というものを改めて考えさせる事になった
意味のある数日間だったと思います。

2011.10.12 Wednesday

2011年3月11日生まれの子どもたち

「ハッピーバースデイ 3.11〜
あの日、被災地で生まれた11人の子どもたちと家族の物語〜」

富士フイルム フォトサロンで写真家・小林紀晴さんの写真展が開催されます。
あの大きな災害がおきた日、被災地で生を受けた子どもたちがたくさんいました。
それぞれの誕生のストーリーとともに展示される写真展です。
この子たちが力強く成長してくれる事を願ってやみません。

以下FUJIFILM SQUAREのウェブサイトよりー
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2011年3月11日に被災地で生まれた子どもたちの写真とその日の物語を
展示いたします。多くの命が失われたその日、被災地で生まれた新たな
命に、「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちをこめて。そして、
その子たちが、1年後、5年後、10年後に、ハッピーなバースデイを迎えら
れるように。この子たちの瞳にうつる未来を思いながら、日本のよりよい
明日を考える、この写真展がそんなきっかけになることを願っています。
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2011年10月14日(金)〜2011年10月27日(木)
10:00〜19:00(最終日は16:00まで)
富士フイルムフォトサロン ミニギャラリー(東京ミッドタウン1F)
入場無料