Book Photo PRESS

2015.12.07 Monday

[New PRESS]編みキノコの日常_横山起也(NPO法人 LIFE KNIT )

編み物作家の横山起也さんと新しいアーティストブックを作りました。
今年6月に設立されたNPO法人 LIFE KNITの代表を務める横山さんは、編み物の専門家と共に福島県南相馬市で、
ニットを通じた復興支援活動を続けながら編み物作家としてデビューしたばかりです。
手編みをする人が減っている今、編み物をして自分を取り戻す時間を得ること、
手で物を作り出すおもしろさを伝えたいと話してくれました。

この「編みキノコの日常」と題したブックは、日常の中にひょっこり現れてきた
いろいろな顔つきの編みキノコを撮影した写真集と、実物の「編みキノコ」がセットになっています。
ブックから外してお好きなようにお使いください。
ブローチやストラップにするのもいいですが、テーブルのはじっこにはやして誰かを驚かせましょうか。
皆さんに自由に楽しんでいただきたいと思っています。
「編みキノコ」は全て一点もので、作家がかぎ針編みで手作りしました。

横山さんと「編むこと」についてお話しするうちに、いろいろな考えが浮かびました。
普段、当たり前のように買っている物を自分で作る事ができたら、何か足りない物を作る方法を見 つけられたら、
それはある意味でサバイバルの術を身につける事になるのではないか。
決して編み物だけの話ではありませんが、小さな一歩として「編む」ということを経験してみるのは、
忘れていた手を使ってものを作り出す感覚を呼び戻してくれるかもしれません。

編み物の起源は、旧石器時代に石器と木の持ち手を樹皮で縛り付けたことであると道具に関する本で読んだ事があります。
日本では縄文時代の前期から編物で作られていたものがあり、
青森県の三内丸山遺跡では針葉樹の樹皮を使った袋状編物(縄文ポシェット)が出土しています。
幅10数センチの小さなポシェットが発見されたとき、そこには集められたクルミが入っていました。
これは極端な話しかもしれませんが、編み物は生きていく為の道具を作る技術だったのですね。

話が遠くに飛びましたが、長く続いている日本の正統派手芸の世界の中で、
飛び抜けて現代的な考え方を持つ異端児がやろうとしていることは、
編み物を通して得られるものを伝えることだけでなく、しっかりとしたボランティアの精神に満ちていました。
それは今後わかりやすい形になって、きっと皆さんに共感していただけるものになっていくと思っています。

☆「編みキノコの日常」は、11/20から目黒雅叙園で開かれているイベント「手芸で創る美の世界」で販売されています。

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横山達也 「編みキノコの日常」

A5変形 205mm×145mm  24p オリジナル編みキノコ付

定価:¥2,500+税 商品NO.005_01

作家:横山起也 編み物作家 Tatsuya YOKOYAMA Knitter

制作:Book Photo PRESS 2015 エディション:40

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NPO法人 LIFE KNIT http://lifeknit.com/category/npo法人/

十勝毎日新聞社ニュース http://www.tokachi.co.jp/news/201510/20151021-0022092.php

 

2015.06.28 Sunday

絵や写真の楽しみ方_まずアーティストブックから

下の写真は仕事でお付き合いのある女性が送ってくださった物、ご本人が撮った写真です。
彼女が事務所に来てくれた時に、今井ちひろさんの出来立てのアーティストブックを見ていただいた事があります。
その後、ブック2種類とノートを買ってくださいました。ほどなくして来たメールには、
「ピアノの上に飾ったり、日によって、好きなページを開いたりしています。
これがす ごくいいんですよ!」という内容でした。
こんな風に楽しんでいただけるのは、作家も私達も一番嬉しい事です。
そして、ブック自体を額装して飾りたくなったけど、どうしよう、ということでした。
私は、次は是非、作家の一番小さな作品を買って、額に入れて飾ってください、とお話ししました。

絵や写真を所有すると言う事は、まだまだ一般的ではないかもしれませんが、
身近に置いた芸術作品はその場に豊かな空気を作ってくれる、
そのことを実感できるのは、やっぱり原画の持つ力です。

Book Photo PRESSでアーティストブックを作ろうと決めた時に考えていた事は、
作品を見る側と作家をつなぐことでした。
作品を購入する事には手が届かないけれど、作家の世界を身近に置きたいという見る側の気持ちと、
また作品を見てほしい、いつかは手元に置いてほしいという作家の気持ちをつなぐ役割を、
小さな一冊に託したいという希望を持っています。
Book Photo PRESSのFacebookでは、作品とフレームの合せ方や気軽に飾る方法なども
ご紹介していこうと持っています。

2015.05.31 Sunday

[New PRESS]P.S.29_松谷友美

写真のアーティストブック一冊目が、ようやく出来上がりました。
写真家 松谷友美さんの「P.S.29」です。

松谷さんと初めて一緒に制作したアーティストブックは、
松谷さんが昨年10月に制作したブックレット「29」の続編とも言える内容で、
29歳の一年間に撮影された写真の中からセレクトされました。
「P.S.29」のタイトル通り、松谷さんが29歳の自分に、
追伸のメッセージを送るというような気持ちでカットを選び、構成しています。
デザインする側としては、松谷さんらしさを全面に、それに加えて少し新しい顔をのぞかせようと思いました。

落ち着いて日常の風景を撮っている松谷さんの作品は、一見、私たちも見慣れたもののようでいて、
よく見て行くと独自の目の高さ、視点がある事に気付きます。
何気ないものの中に、ちょっとした面白みが潜んでいて、曇り空も暗くはなく、雪景色も寒くはなく、
少し待ったら明るく暖かくなっていくだろうと思えるような写真は、
ごく小さな声で人を励ましているような気がしてくる作品です。
パンっと晴れた真っ青な空よりも、少し青さが見えているくらいの空の方が、案外ほっとして安心できる。
空に例えれば、そんな作品だと思います。

途中のページには、三角のコーナーにフィルムのベタ焼きのが何コマか切り取られて挟んであります。
この中にはセレクトしたカットの前後が写っていて、松谷さんにとっては自分が見ていた風景、
ものを見せるということになり、見る側は松谷さんの29歳のある時間を垣間みる事になります。
デジタルとフィルムで撮影するという事の決定的に違う点は、
こうして見ている物事がストーリーのように残るという事です。
それをストーリーと見るかどうかは見る側の判断に依るものですが、
フィルムはデジタルデータのように消す事はできない、でも逆に写した物が写っていないかもしれない。
ただ写真を撮っているという事実だけがそのまま残ります。

表紙のデザインについて、少しお話しします。
表紙は列車の窓から見える山の風景を左右反転し、さらに透明の青い色を重ねました。
写真自体を青く加工しているのではなく、青い色の後ろ側にこの風景がカラーのまま重なっています。
29歳の自分が乗っていた列車を外から見ている、という意味合いで画像を反転し、まだ充分に若い29歳という年齢と、
これから次の年代に成長して行く時の不安と期待を感じさせるように、すこし強い青い色を選びました。

夜と朝の間の時間、空気が青くなる時間に外に出た事があるでしょうか。
青い空気に包まれていると、その後、シルエットだった木が緑に見え、だんだんと明るく現実が見えて行く、
夢から現実に移行するような時間です。
朝になる事がちょっと残念で、夜が名残惜しいような気持ち。
でも、思い直してぐーっとノビをするような時間。
29歳は、そういう夢見るここと現実に直面する狭間にいる年齢のように思います。

製本は数カ所に穴をあけて糸で綴じるという、昔からあった製本の原型のようなやり方をアレンジしました。

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松谷友美 アーティストブック
「P.S.29」
A5変形 205mm×145mm  36p
オリジナルコンタクトシート付

定価:¥2,500+税
商品NO.003_01

作家:松谷友美 写真家 Tomomi MATSUTANI photographer

制作:Book Photo PRESS 2015
 エディション:50

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☆「P.S.29」は、松谷友美ウェブサイトにて、PayPalでのお振込で購入いただけます。

☆コンタクトシートは数種類ありますが、全て作家の手作業で貼られていますので、写真と同じものが届くとは限りません。

2015.05.01 Friday

今井ちひろさんの絵の魅力

昨年、12月に制作した今井ちひろさんの正方形のブック「むかし海だった野原」を増刷しました。
白い見開きページに、今井さんが数点の原画を構成して貼って行きます。
時には原画に自由にハサミを入れて、それが鳥になったり家になったり、不思議な丸になったり。
目が釘付けになるような、画材のタッチが生きた原画が挟み込まれた、新しいブックがたくさん出来上がりました。

今井さんが絵を描くところを見ていた時、下書きを描かない人なんだと言うことが分かりました。
何も無い紙の上に線を描き始める前、今井さんの目が紙の角から角までくるくると動いていて、
まずは目でイメージの絵を描いていたようです。
作家が持つ、極めて個人的な感覚が形になっていく過程を見るようでした。
私はこれから先も今井さんの絵の先に広がる世界に期待しています。
作品には、描かずにはいられないという作家の持つ前向きな情熱が静かにあふれていて、
よく書かれている花、鳥、道、木、それに家の形が、空気感のあるもの、
例えば雨降りの細い線の集合などと重なり合って、そこが特別な空間であるような絵が仕上がります。
今井さんの作品は、もっと抽象的になって行くか具象に進むのかは分かりませんが、
ずっと見てゆきたいと思わせるものは、モチーフの重なりから生まれる空間にありました。

正方形のブック「むかし海だった野原」は、これらは5/1から埼玉県で始まる「今井ちひろ展」で販売されます。
池袋から東武線とバスを乗り継いで2時間近くかかる山の中のお店。
写真を撮りながら散策しながら訪ねるには、とても良いところだそうです。

今井ちひろ展「輪の中を歩く」
5月1日(金)~6月28日(日)〈金・土・日・祝のみオープン〉
11時~19時(5月2日のみライブのため17時まで)
ギャラリー&カフェ山猫軒
埼玉県入間郡越生町龍ヶ谷137-5 tel.049-292-3981

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今井ちひろ アーティストブック
「むかし野原だった海」
A4変形 205mm×210mm  24p
オリジナルドローイング2p付
定価:¥3,000+税
商品NO.002_02

作家:今井ちひろ 画家 Chihiro IMAI painter

制作:Book Photo PRESS 2015
 エディション:30

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2015.03.03 Tuesday

[New PRESS]迷子 maigo_今井ちひろ

今井ちひろさんの一冊目のブック、「迷子 maigo」のリニューアル版を制作しました。
迷子という状況にいたらきっと感じるような、この先の道が見つかるようで見つからない、
あいまいな雰囲気を出すために、クロマティコという白色度の高いトレーシングペーパーに、
直接ドローイングをほどこすという方法をとりました。
今井さんに描いていただいて10冊ほど出来上がった迷子ブックは、すべて同じモチーフが描かれていますが、
直筆のため、それぞれ少し ずつ形が違っています。
ブック本体のドローイングに半透明の霧のようなイメージが加わって、どちらの道に進むか行ったり来たり、
本の中でも迷ってしまうようなページができました。
もし、何か言葉を書きたくなったら、好きな場所にどうぞ。
たったひとつしかない本に仕上げて、大切なひとへ贈るのもおすすめです。

このブックは、今年で6回目となる『39アート in 向島』に参加するFumee(フュメ)で、
今井さんの立体作品とともに展示販売されます。

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今井ちひろ アーティストブック

「迷子 maigo」

A5変形 205mm×148mm 28p
 オリジナルドローイング2p付
定価:¥2,000+税

商品NO.002_01
作家:今井ちひろ 画家 Chihiro IMAI painter
制作:Book Photo PRESS

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2015.02.18 Wednesday

線を引くだけのこと_今井ちひろさんのアトリエ

Book Photo PRESSでは、画家の今井ちひろさんのアーティストブックを二冊制作しました。
今回、その二種類のブックを、基本は変えずに再考したリニューアル版を作り始めたところです。

先日Book Photo PRESSの事務所に今井さんをお呼びして、
クロマティコ(トレーシングペーパー)という用紙に直筆で絵を描いていただきました。
事務所の一角が5時間だけ今井さんのアトリエとなり、
私たちは今井さんがペンで線を描いて行く手元を見つめる事になりました。

白い紙を渡されて自由に何でも描いていいよ、と言われたら、あまりに自由すぎて、みんな躊躇するでしょう。
でも、絵を描く人は、何か糸のような物を指先に持っていて、指がペンを持つと、その先から色の着いた糸が出てくる。
今井さんの手元を見ながらそんなことを考えました。

だけど、今井さんは「線を描いて行くだけ」だそうです。
その線は規則性がありながら、四角い紙の形が見えていないように、どんどんのびて自由に形をなして行きます。
たとえコンセプトが元にあっても、理屈では説明がつかないことや、自分の中だけにある描くときの感情が、
その線を指先の糸が描くのではないか。
人が作品を生み出す事の摩訶不思議な面を垣間みた気がします。

今井さんの描いた、ちょうちょのドローイング。小さな空想の世界、といった感じです。
今後、これは何かとてもいいものに形を変えそうです。

絵空事《絵には美化や誇張が加わって、実際とは違っている意から》大げさで現実にはあり得ないこと。
誇張した表現。…などと言われますが、意外と、この絵でしか描けない世界感が、
私たちの普通の生活の中で心の支えになってくれる時がある気がします。
うまく説明がつかないけれど、なぜか惹かれる。それがアートの一番いいところです。(長尾)

2015.01.21 Wednesday

[New PRESS] 花びら petal,petal_杉山啓子

ギャラリー蚕室で、椿をテーマにしたアートとクラフトの展覧会が始まります。
そこで展示される、版画家 杉山啓子さんの作品のイメージを挟み込んだブックです。
ページをめくると色々な形の花びらが舞い、ある所で薄い和紙に刷られたくっきりと鮮やかな椿の花びらが見つかります。
この繊細な作品に触れると、何かとても大切な物を得たように感じて、
原画と言う物のパワーを実感していただけると思います。

二冊目になる杉山さんのブックは、花びらが舞い踊り、春のような一冊になりました。
杉山さんはロンドン在住の頃に花びらの作品を刷り始め、
たくさんの花びらを集合させてひとつの大きな花を壁に咲かせたり、人台を使って花びらのドレスを制作して来ました。
杉山さんが、花や実や葉のパーツを銅板に描き始めたのは、
植物に対して持っている深い思いを表現しようとした結果なのだと思います。
見つめれば見つめる程、不思議で美しい植物の世界から、一滴のエッセンスを取り出してエッチングの作品にした、
そんな印象のブックになりました。
これから何冊ものブックに花びらが舞い続けそうです。

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花びら petal,petal
A5変形 205mm×148mm
24p
オリジナルプリント(エッチング)1点付
定価:¥2,800+税
作家:杉山啓子 版画家 Keiko SUGIYAMA printmaker
制作:Book Photo PRESS

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〈椿と春の庭 展〉
2015年1月23日(金)~3月8日(日)

会場:Art+Craft ギャラリー蚕室
住所:〒167-0042 東京都杉並区西荻北4-35-5
TEL/FAX    03-5303-9882

定休日: 月・火(祭日営業)
※祭日営業の場合振替がございます。※展示により変更がございます。

営業時間:12:00~19:00 (金土20:00)
※搬出搬入の際変更になります。※展示により変更がございます。
・JR中央線・総武線「西荻窪駅」北口徒歩8分。
土日祭日は中央線快速が停車しませんのでご注意ください。

2014.12.05 Friday

絵と本の展覧会のために_今井ちひろ

絵の原画と本を展示する「絵・本・展」に合せて、制作した一冊。

今回の一冊は、正方形の24頁、途中見開きページには、作品のオリジナルが今井さんの手で構成され貼られています。
絵本という印象になるような本を考えていると、今井さんの作品と正方形の四角い形の組み合わせがしっくり来ました。
分厚い作品ファイルの中から直感で絵を選んで行き、24頁の中で構成しました。
普通は制作の年代が離れている作品同士を組み合わせると、作家本人が違和感を感じてしまいそうです。
やはり作品は作家の過ごして来た時間が凝縮されている物。
例えば10年前はモノクロームの作品ばかり描いていても、
今は画材も変えてあらゆる色を使って描いている、と言うようなごくあたりまえの変化があります。
でも、出来上がった本はそれとは違っていました。
色調や雰囲気の相性が良い作品同士を丹念に選んで行ったら、
2004年から2014年までの20点がうまく調和して、それぞれの居場所に収まりました。
それは、今井さん本人も意外な事だったようです。

こういう絵を描きたい、という目が見続けている目標が変わらなければ、
どう切り取ろうと作品のどこかに通っている線がつながるのだと思います。

この本は、横浜のギャラリーFEI ART MUSEUM YOKOHAMAで開かれる20人の作家による展覧会
「絵・本・展」12/10(水)〜21日(日)で、今井さんの原画とともに展示販売されます。
どうぞ展覧会会場で手に取ってご覧ください。

IMAI CHIHIRO website

2014.11.23 Sunday

無口な絵本_今井ちひろ

アーティストブック二冊目は、画家の今井ちひろさんの文字の無い絵本です。

モノクロとゴールドの線で描かれたドローイングは、何か少し不安で孤独な感じを受けました。
一連のドローイングのタイトルは「迷子」。
それほど広くはない場所を行ったり来たりさまよっているような、何かを探してくるくると歩いているような絵。
それでも、描かれている女の子は淋しくはなくて、自分の意志でさまよっているようです。
誰でも子どもの頃に一度はこんな経験をしていそうな、そんな絵だと思います。
この文字の無い絵本は、手に取った方それぞれがストーリーを感じながら見る本。
ある方が、文字のイメージが溢れ出てくる、と評してくださった一冊です。

このブックは表参道のギャラリー晴れでの、今井ちひろ個展「絵のかけらとドローイング」で販売しました。
(2014年9月21~29日)

IMAI CHIHIRO website

2014.11.23 Sunday

静かな花たち_杉山啓子

初めて制作したアーティストブックは、和紙にエッチングの技法で描かれた植物をまとめた一冊です。

 この作品を初めて見た時に、植物が時間をかけて次第に乾いていく途中のような印象があると思いました。
咲き誇っても枯れてもいない、このしんと静かな植物ひとつひとつに名前を付けたくなったのは、
杉山さんの描く植物に人のような存在感があるからです。
杉山さんはロンドンでイラストレーションを学んでいる時に、この和紙とエッチングの組み合わせで制作し始めました。
これまで、ヨーロッパ各地、アメリカ、日本でも数多く展示をしています。
日本の野山に育つ楮(コウゾ)を原料にして作られる和紙は、紙衣(かみこ・和紙で作られる着物)として
歌舞伎の舞台や奈良・東大寺のお水取りで使われるほど強靭な素材です。
強く美しい素材とエッチングの繊細な線に触れていただく為に、白い頁に作家のサイン入りの小さな作品を貼りました。
4種類の表紙を作り、それに合せて中頁の作品の順番を変えていったら、印象の違う4冊ができました。

このブックは4種類の表紙を作り、本文の構成を変えて40部制作しました。
西荻窪の「アンティーク通り」にあるギャラリー蚕室(さんしつ)で開かれた、
杉山啓子個展 「紙の庭」(2014年4月29日~5月11日)で販売。

KEIKO SUGIYAMA website