Book Photo PRESS

2018.07.19 Thursday

高知のお礼と、次の写真展のこと

石田榮写真展「はたらくことは 生きること〜昭和30年前後の高知」
GALLERY E での7日間、ありがとうございました。
石田榮さんはじめ、私たち全員から心よりお礼申し上げます。

念願の高知での写真展開催で、写真を里帰りさせてあげる事と、高知の皆さんにみていただく事が叶いました。
写真家でGALLERY Eの岡本明才さん、元高知県立美術館 学芸員で大原治雄展も手がけられたキュレーターの影山千夏さん、
高知新聞の松田さやかさん、そしてたくさんの高知の方々、遠方から駆けつけてくださった方や、
気にかけてくださった方にも感謝の気持ちでいっぱいです。

高知の人はあっさりしているようで、実は驚くほど面倒見が良く、さり気なく熱い。熱々。
こちらのやる気さえあれば、とにかく全力で応援してくださる頼もしい方たちです。
厳しい豪雨のおさまった日から、はたして写真展のために四国に行くことが正しいのかどうか迷いましたが、
皆さんの何とかなる、と言ってくださる言葉を頼りに、雨が上がり晴れたことも石田榮パワーだと思い高知へ向かいました。
行きの飛行機から間近に見えたいく重もの大きな虹も忘れられません。
そして、すべて予定通りに写真展開催の準備ができたのでした。

高知の展示を終えてほっとひと息ついていますが、
実はそう遠くないうちに、なんと東京での写真展の提案を頂きました。
予定は来春、詳しいことは秋が始まる頃にお知らせできると思います。
その朗報に加えて私たちの大先輩は、これからも写真を撮り続け、
99歳になった時、新作で写真展を開くことを約束してくださいました。

石田榮さんの写真と、それを見守る私たちの写真との関わりは、まだまだ続きそうです。
石田さんにまつわる出来事は、場所と人をどんどん繋げて行くすごさがあります。
皆さんもご一緒に楽しんで行けたら、これ以上嬉しいことはありません。
これからもどうぞよろしくお願いします。
(石田榮さんの会・宮崎 豊、杉あつよを代表して。長尾敦子)

 

2018.07.18 Wednesday

高知のいい話・50年ぶりの再会と新しい出会い

石田榮さんを囲む会の日に来てくださった、たくさんの方々。
石田さんがかつて勤めていた会社の当時の社長のひ孫さん。
香南市で地元の歴史的な建物を活用していく活動をされている、若い女性です。
書店で見かけた写真集の中に、会ったことのないひいお祖父さんの姿を見つけ、訪ねて来てくださった。

高知の森林鉄道で知られる寺田正さんの息子さん。
かつて写真クラブ「ソニアフォト」で石田さんは寺田正さんより熱血指導をうけていました。
石田さんの写真の基礎が鍛えられた時代の恩師です。

ひっきりなしにお客さまがいらっしゃる7日間は、180人近い方が来場してくださいました。
中には石田さんに会うため三度も足を運んでくださった方も。
会社員時代にお付き合いのあった取引先の方とは、まるで50年前の続きのような話ぶりで、
耳が遠いはずの石田さんがごく普通に会話していらっしゃった姿を皆んなで見守っていました。
そんな7日間でした。

写真を撮るとは、ものごとや人との繋がりを確認するためのひとつの手段なのではないかと、今そんな事を思っています。
17日に石田榮さんの写真展が無事終了しました。
ご来場くださったたくさんの皆さま、ありがとうございました!

 

2018.07.18 Wednesday

高知のいい話・石灰山から生まれたワイン

石田榮写真展を見にきてくださった方の中に、撮影地のひとつである稲生の石灰加工会社の方がいらっしゃいました。
井上石灰工業株式会社の井上孝志社長です。

「父の時代にあったうちの社屋です。こんな写真が撮られていたことが嬉しいです。」と石灰山を背景にした写真を指差し、
旧知の仲のように石田さんと稲生の話をされていました。
自然農法にも適合する石灰を原料とした農薬を生産する井上石灰工業は、ぶどうの生育にかかせない石灰を生かし、
山梨のぶどう栽培の専門家の協力で、「TOSAワイン」ブランドを展開しています。
地場産業を生かしつつ、大胆な発想をするのは、高知の人が持つ才能かもしれません。

石田さんが撮影していた60年以上前の石灰山の姿は、ずっと写真の中にあり、今の時代と人を繋げています。

2018.07.17 Tuesday

石田榮さんの伝える力

7月15日の石田榮さんを囲む会は会場に入れない方がたくさんいらしたくらいの大盛況でした。
皆さまありがとうございました。
連日の在廊でクタクタなはずの石田さんでしたが、全身全霊でお話してくださった。本当にすごい方です。
伝えたいことがある人の語りは、どんなに流暢な話し方より私たちの心に直球で届きました。

2018.07.12 Thursday

高知新聞に掲載されました

高知新聞の朝刊に石田榮さんの写真展をご紹介いただきました。
いつも応援してくださる記者の松田さやかさんが記事にしてくださいました。
ありがとうございます!

2018.07.11 Wednesday

高知での展示、はじまります

石田榮写真展の準備のために、3度目の高知に来ました。
豪雨に見舞われた高知の様子はどうなっているだろうかと気がかりでしたが、
道路の問題以外は大きな被害はなかったそうで、今日は打って変わって真っ青な空です。
まだ復旧作業中の地域の皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

羽田を出てしばらくして、いくつもの虹に遭遇し、ふたつ重なってるのもあったりと、
良い兆しだと信じて行こうと思います。

設営は、夜遅くまでかかりました。
ギャラリーEの岡本明才さん、キュレーターの影山千夏さん、
昨日まで展示をしていた上杉倫史さんも力を貸して下さって、今までとは違う、親密でいい空間と展示が出来上がりました。
3年前に皆で協力して、写真集を作り始めた頃を思い返しました。
場所と構成によって全く違う印象になるのは、展示を作る醍醐味ですね。
ぜひ、みなさまのお越しをお待ちしております。

「はたらくことは 生きること―昭和30年前後の高知」高知・GALLERY-Eにて

会期:2018年7月11日(水)-17日(火)
時間:10:00~20:00
●石田榮さんを囲む会
2018年7月15日(日)14:00-15:00
*ギャラリー内で石田さんにお話しをお聞きします。(予約不要)

会場:GALLERY-E
高知県高知市桜井町1丁目4−5 2階13号
TEL:080-6399-4681

共同主催:GALLERY-E 石田榮さんの会
宮崎 豊(ニッコールクラブ キャッスル大阪支部)
杉あつよ(alnair)
長尾敦子(Book Photo PRESS)

協力:影山千夏 羽鳥書店
後援:高知新聞社

 

2018.06.15 Friday

高知での写真展開催決定!

撮影地の高知で、石田榮さんの写真展開催が決まりました!
写真集「はたらくことは 生きること」が羽鳥書店から刊行されて丸2年。
刊行後には大阪のgallery176で、次の年は築地のふげん社で、
そして2年経った7月に高知の GALLERY Eでの写真展開催となりました。
どこも運営する人の顔が見える個性的な場所ばかりです。
高知では、GALLERY Eの岡本明才さん、高知県立美術館で学芸員をされていた影山千夏さん、
高知新聞の松田さやかさん他、美術や写真、デザインに関わる方達の協力があって実現した写真展開催です。
今年初めて訪れた高知は楽しい日曜市やおいしいものがたくさん、そして人は優しくて力持ち、というイメージの場所でした。
7/15には石田榮さんを囲む会も予定していますので、四国在住の方だけでなく、高知に行ったことの無い方も是非お出かけください。
宮崎豊さん、杉あつよさんと一緒に半年間で高知4往復。。写真展が終わる頃には皆さんのガイドができるかもしれません。

2018.02.13 Tuesday

初めてづくしの高知の旅②

高知の夜、岡本明才さん主宰のcorens(コレンス)で、
岡本さん、カメラマンの高橋正徳さん、高知新聞社 記者の松田さやかさんたちと集まってごはんを食べながら作戦会議。
高知滞在2日目で高知の人たちの気質を思い知った。
型にはまらず気負わず、自主的で面倒見のいい温かい人たち。
石田榮さんの写真は好意的に受け止められている。
本当にありがとうございます。

翌日、石田さんの撮影地を訪ねることを初めてしました。
昔と今を並べてみたものの、これは特別な意味を持っていない思い出みたいなものです。
でも、行ってみなければこうして並べることは出来ませんでしたし、
現場を見たときの印象に増して、撮った画像で見ると土地の何かが繋がって見えてきたのはちょっとした驚きでした。
画像から伝わって来たものは何だろうと考えています。写真の不思議ですね。

今、一番大切なことのひとつが「伝える」事なんじゃないかと思っています。
その「伝える」手段の中で写真は一番の担い手です。
撮ると言うことだけで意味があり、ますます写真の役割って大きいものなんだ!と痛感するこの頃です。

石田榮さんが自転車をこいで撮影に通った場所は高知市のお隣り、南国市に何ヶ所もあります。
田んぼや畑の中に残されている掩体壕(えんたいごう)は戦時中に航空機の格納庫だった建造物。
若き石田少年が整備兵として働いていた、いわば職場だった場所。
爆撃の熱風から身を守ってくれたと、生々しい話を石田さんからお聞きしました。

今も石灰を採掘して加工する産業が続く稲生の石灰山。
かつて石灰を船で運んだ川の様子は、石田さんの写真とすんなり繋がり、何だか懐かしい感じ。
子連れで働く女性も多くいた浜改田はテトラポットと真新しい防波堤ができていた。
鈍感な私たちは、このあたりが昨年台風の被害を受けていることに時間が経ってから気づく。
思いがけず、柱が折れてしまった小さな鳥居の下を通ることになり、慌てて少しだけ頭を下げました。
防波堤の向こう、全く同じ場所ではないにせよ、この平らな海岸線は石田さんの写真にも確かに写っている浜辺です。

思いがけず、どこにも撮影当時の雰囲気が残っていました。
石田さんが撮った石灰山や農村や浜は、うわべが変わっても土地はそのまま変わらず続いている。
地面は、土地はそういうものなんだ。今でも地元を撮ろうという人がいるといいなと思います。
石灰の加工会社が石灰質の土地にワイン畑を作りワイナリーを開業するというような、
土地の特徴を生かして新規事業を始める人もいる南国市稲生。
こういう新しい変化の発見も、写真を撮っていく上の喜びに繋がっていくはずです。
伝える手段として最適な写真の役割は、とても大きい!そう感じた高知の三日間でした。

2018.01.27 Saturday

初めてづくしの高知の旅①

石田榮さんの写真集「はたらくことは 生きること」の撮影地、高知県の高知市、南国市、香美市へ。
大阪の写真ギャラリー、gallery176 の杉あつよさんと一緒です。

美術や写真に関係する方たちと施設を訪ねて、高知での写真展開催の可能性を探ろうと思います。
石田さんが週末ごとに通って撮影した、南国市の石灰山にもいく予定。
60年以上経ったいま、石田さんが見つめた場所に何が見えるか楽しみです 。

まずは竹村活版室を訪ね、デザイナーのタケムラナオヤさんと竹村愛さんにお会いして、
高知の民族写真家の写真集を見せていただく。
アドバイスや参考になるお話しをたくさんお聞きしました。
タケムラさんは本当にアイデアが豊富な方。石田榮さんの写真集も買ってくださってました!
そして愛さんのすてきな活版室で偶然にも写真集のタイトルを書いている書家 華雪さんのポストカードが並んでいました。

高知県立美術館では開催中の岡上淑子展コラージュ展-はるかな旅」、
石元泰博・コレクション展「色とことば」をみて、学芸員の松本さん、茂木さんともお話しできました。
石田さんの写真集も図書コーナーに置かれています。
高知に来て、また嬉しい縁が繋がっていることが分かりました。

高知県立美術館では、4/7から「この星の光の地図をうつす」を開催する写真家の石川直樹さんにも遭遇!
高知でも嬉しい偶然がいっぱいです。

 

2018.01.17 Wednesday

石田榮写真集・メディア掲載情報

●朝日新聞・東京本社版夕刊と朝日新聞デジタル版に紹介されました。
朝日新聞社文化くらし報道部の編集委員、大西若人さんが書いてくださいました。

●日本カメラ6月号で「Photo&Peaple」副編集長の村上仁一さんが紹介してくださいました。

●6/3(土)の日経新聞 のコラム「半歩遅れの読書術」で、写真家 石川直樹さんが写真集を取り上げてくださいました。

●2018年1月7日の高知新聞に掲載されました。
高知新聞の記者、松田さやかさんがアマチュア写真家の石田榮さんを取材してくださいました。