Book Photo PRESS

2018.04.18 Wednesday

写真展DMができました

関わる人が皆んなで力を尽くして出来上がった本は、やっぱりたくさんの方に手にとってほしいと思う。
そして、驚いたり刺激を受けたり、想像力を広げたり、楽しんでほしいです。
写真はリアルを写しているはずなのに、橋本さんのキチムの写真は夢とうつつを行ったり来たり。
この浮遊感こそ橋本さんの個性です。
「小さな世界に仕舞っておきたい気持ちも、片方にはある」というような話を、橋本さんとしました。
よく分かる、その気持ち。共感します。
作品は元々、超が 付くほど個人的なものなのだ。
橋本さんのような撮り方をしていると特に、写真が自分の心の有り様と直結して、そこには境い目がないくらい。
反面、それを発表してこそ作家なのだと思う。
プレスリリースやDMでお知らせを始めました。
美しい本になると思います。

2018.04.14 Saturday

藤色の表紙

橋本とし子さん初の写真集『キチムは夜に飛ぶ』の表紙は、
藤色に謎めいた一枚の写真とスミのツヤ箔押しをしました。
夢かうつつか、浮遊したイメージでキチムの世界を包むことができました。
この表紙の裏側には、2枚の夢の世界が同じ藤色で印刷されています。

表紙と内側に使ったこの色は、橋本さんの好きなこだわりの色を選びました。
「藤色」は、ピンクと水色が混ざった色。
濃い藤色→紫と、それを薄くした藤色が持つ意味合いを調べてみると、

紫→赤・動と青・静
藤色→ピンク・優しさと水色・癒し

あくまでイメージでしかないですが、こんな意味があり、この写真集にふさわしい色でした。
知らず知らずのうちに気分に作用する、色の世界は興味深いですね。

版元は築地・ふげん社、企画・デザインはBook Photo PRESS、5月上旬に刊行です。
同名の写真展が5/15〜26までリニューアルオープンする築地・ふげん社にて開催されます。
15日18時よりささやかなオープニングパーティーも開きますので、お気軽にご参加ください。

2018.04.07 Saturday

刷りだし立ち会い

橋本とし子写真集『キチムは夜に飛ぶ』刷りだし立ち会い。
渡邊美術印刷の工場長 平山さんの的確な判断で、順調に進みました。
著者の橋本とし子さんは、ラボに勤めた経験があり、時間に余裕がある時には暗室で好きな写真を焼いていたそう。
プリントと印刷は違う媒体ではありますが、全体のバランスを見たり黒の締まり方とハイライトの見え方など、
気を配るポイントは共通しています。橋本さんの印刷を見る目も確かなものでした。

印刷の刷り出し立ち合いは、現場との息が合ってくると、とたんにうまく進んで行きます。
そして、この印刷の現場の方達がいなければ写真集などできないのだ、と謙虚な気持ちがわいて来ます。
いつも考える事は、写真にそれほど興味が無い人の想像力までも刺激できるかどうか。
ああ、これは自分にとって大切なものだと思ってもらえるかどうか。
立場 や趣味や年代や職業に関わらず、人の想像力が刺激されて豊かな感情がふくらむ様なものを作りたいと思っています。
それはとても難しくて、作品が良ければそれだけで叶う事ではないし、立派な造本がくれるものでもありません。
見る人の共感する気持ちがすっと入る場所があるかないか、
広い意味でのものづくりはそ んなことが大事なのではないかな、と考える毎日です。
橋本とし子さんの初の写真集「キチムは夜に飛ぶ」はきっとそんな本になるようにと願いつつ。

版元は築地・ふげん社企画・デザインはBook Photo PRESS、5月上旬に刊行です。
同名の写真展が5/15〜26までリニューアルオープンする築地・ふげん社にて開催されます。
15日18時よりささやかなオープニングパーティーも開きますので、お気軽にご参加ください。
どうぞよろしくお願いします!

2017.11.11 Saturday

写真集「キ チ ムは夜を飛ぶ」

写真集を作っています。
来年5月の刊行予定で、橋本とし子さんの写真集「キ チ ムは夜を飛ぶ」を作り始めました。
今日は1回目の打ち合わせでした。

この写真集は、今年5月にギャラリーニエプスで開かれた写真展をみて、
その場で橋本さんに「本にしたい」と伝えた時に始まりました。
築地の書店ふげん社さんに協力をお願いして、
ふげん社と渡辺美術印刷、Book Photo Pressが協力して版元になり出版する、という形をとるものです。
ふげん社 関根さんの心意気に助けられています。
最近は写真家と編集者、デザイナーやリトルプレスが一緒になって作りたい本を作るという形が増えて来ました。
作りたいものとはいえ、本を刊行して販売するのは本当に大変なことです。
どうにか出版の良い形を探し出せないかと奮闘してみようと思います。

写真を構成していると、自分がこの写真をどうしようとしているのか分からなくなります。
どの写真も私はここよ、と訴えてくるから。
そのくらい大好きな作品を本にします。
写真と写真を繋げていくのは編み物と一緒。
しばらく編んで糸を替え、また編んで行く。
そんなことを思いながら、写真を貼った壁を眺め、ダミーブックを作り、
行きつ戻りつ写真の居場所を探す時間を過ごしています。

度々、進み具合をお知らせしますので、刊行までよろしくお願いいたします!