Book Photo PRESS

2017.01.26 Thursday

美しい道具

 

石田榮さんの写真集「はたらくことは生きること」の題字を書いてくださった書家の華雪さんに、
プライベートで名前を書く教室を開いていただきました。

そうそう簡単に理想の字は書けない。何でこんな線になってしまうのか?といつも思います。
それでも墨をすり、筆を選び、息をこらして文字を書くという時間は特別です。
書の魅力は自分の手(身体)を使って誰も見たことの無いものを形にすることなんだと思います。
そのために道具はとても大切。プロの使い込まれた道具は、その人だけの味があって美しい。

 

2016.09.15 Thursday

篆刻ワークショップ4

山形ビエンナーレや新潟の個展で忙しい書家の華雪さんに無理なお願いをして、
プライベートの篆刻ワークショップ4回目。
毎回、個性的な印が揃うのですが、今回は二つ作ってしまう強者登場。
篆刻は集中力が必要なので、時間をかけても一度に二つ作るのは至難の業です。

強者とは、陶芸家の森田春菜さん。
自分の仕事に繋がるものがあると言いながら、カリカリ、コンコン、刻む、削る、たたく。
森田さんの手元からだけ、いろいろな音が聞こえていた気がします。作家って本当にすごいなぁ。
森田さんはできたての作品集に一つ 目の判子を墨色で。

 

写真家の高橋宗正さんも、できたての写真集にシルバーの印を。
判子は不思議。
捺すと、何も無かった空間がその人の物になる。私ですよ、と人となりが見えてくる気がします。

 

2016.06.15 Wednesday

今井ちひろさんの大人のお絵かきワークショップ

普段は写真をやっている人も、絵に興味が無い人も誘って、
画家の今井ちひろさんを講師にワークショップを開きました。
今井先生の「描く技」の豊富さに驚きながら、最初はおそるおそる、だんだん大胆に画材を使って、
参加者はみんな自由気まま、やりたい放題、いい時間を過ごしました。
写真の人は美術の世界の自由なことに戸惑いながらも、新しい自分を発見した様子。
このワークショップは少人数のプライベートなものですが、また企画したいと思っているので、
ご興味がある方 はメッセージからご連絡ください。

ワークショップで使う画材は様々ですが、透明水彩やアクリル絵の具をみんなよく使っていました。
その画材にぴったりなおやつが1988年から続く福島県いわき市小名浜「ゼリーのイエ」の色とりどりのゼリーです。
確かJR東日本の行こうぜ!東北のキャンペーンポスターにもなっていた人気のゼリー。
開館からお付き合いのあった「いわき芸術交流館アリオス」の広報スタッフの方たちが送ってくださいました。
お絵かき教室とぴったりなおやつ、ご馳走様でした!

 

2016.04.11 Monday

篆刻ワークショップ3

書家の華雪さんを講師にプライベートの篆刻ワークショップを開きました。
表紙に華雪さん作の印をデザインしたノートに、毎回みんなで出来上がった落款を捺し合い、
お互い の作品を残せる1ページを作ります。今回も個性的な印が揃いました。
本来、落款は書画の作品に捺すサインの代わりに使いますが、
私たちの生活の中でさりげ なく使えたらいいなと思います。

皆さんが帰られた後、華雪さんと新潟や青森の話をしました。
新潟市には年1-2回展覧会を開くギャラリーがあり、ずいぶんと長く滞在するそうです。
2月に 書のワークショップのために出かけた青森・弘前では、岩木山を題材にしながらも
華雪さんは雪のために肝心な山を見られなかったそう。
私(長尾)は青森、弘前にかなりの思い入れがあるので、弘前市博物館で縄文の幾何学文様の土器など見学した後に、
篆刻のワークショップなんてどうかな?などと、また妄想が広がっ ています。
何かいいものに影響を受けながら制作に向かうと、思ってもいないものができそうです

 

2015.11.04 Wednesday

篆刻ワークショップ 2

書家の華雪さんを講師にプライベートの篆刻ワークショップを開きました。
表紙に華雪さん作の印をデザインしたノートに、毎回みんなで出来上がった落款を捺し合い、
お互いの作品を残せる1ページを作ります。今回も個性的な印が揃いました。

刺繍作家でファッションデザイナーの有本ゆみ子さん、
写真家のミズカイケイコさんと高橋宗正さん、画家の今井ちひろさんも参加されて、
その場で高橋宗正さ んに出来立ての落款を写真集「石をつむ」に捺していただきました。
ご覧の通り、雰囲気がよいだけでなく落款が押された奥付は
作家の意思を目に見える形にしてくれる物になったと思います。

本来、落款は書画の作品に捺すサインの代わりに使いますが、作品そのものや作品集などの最終ページ、
奥付に手書きのサインと印があると、風景ががらっと変 わります。
印の存在は日本的な印象が強くなるとも言えますが、そこはデザイン次第。
大きさや色や捺す位置などを含めたデザインです。
これも現代の生活の中 で古来の物を生かす知恵なのではないかと思っています。
作家の方を中心に、今後も華雪さんと篆刻ワークショップをゆっくり企画していくつもりです。

 

2015.08.03 Monday

篆刻ワークショップを開きました

写真や手芸の作品を作っている方などに声をかけて、
書家の華雪さんを講師にプライベートの篆刻ワークショップを開きました。
自由に文字を選んでひとつの印を作る事ができました。
華雪さんは生徒がうまくできない点も前向きに捉えて完成に導いてくださる、とても頼りになるすてきな先生です。

今回Book Photo PRESSで制作したのは、表紙に華雪さん作の印を印刷した「印(しるし)ノート」。
最後に皆で印を捺し合い、印コレクションのたのしい1ページを作りました。

作品にサインするだけでなく、印を押すというような繊細なほどこしをすると、作品の格が上がるように思います。
デザインはひとつの文字を元にすれば、あとは自由。
印は主張しすぎる朱やスミではなく薄い色を使ってみたり、エンボッサーのように空押しするという方法もあります。
目立たないけれど、そこ に作品への思い入れやこだわりがはっきり見えて来ます。
もちろん日常生活の中でもあらゆる事に使えるので、きっと小さな楽しみになるはず。
これもBook Photo PRESSで伝えて行きたい事のひとつなので、また企画したいと思っています。