本と写真
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04 橋本とし子

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海岸線を目指し、夕暮れ時のヴァルナの町をぬけると、
突然に薄明るいサーモン色の黒海が目の前に広がった。
晩秋とは思えない、暑いくらいの日の夕方だった。
海辺に腰かけ、刻一刻と変わりゆく空と海と月をしばらく眺めながら、
この幻想的な空間に身を委ねて私は夢心地だった。
この月夜がずっと続く様な気がしていた。

ブルガリア ヴァルナにて

橋本とし子